【行政書士 × AI × DX】第3回目

2025年12月12日 2025年12月12日

takemura

皆さん、こんにちは。
行政書士法人QORDiA武村欽也です。

建設業許可を甘く見た会社が、あとで必ず困る理由

―― 人ではなく、仕組みで防ぐという選択 ――

「建設業許可はすでに取っている」
「今まで特に問題は起きていない」

そう考えている会社ほど、
気づかないうちに“危険な状態”に近づいていることがあります。

建設業許可は、
取れたかどうかより、
取ったあとに“どう管理しているか”で結果が変わります。

実際に多くの会社で起きている問題

許可はあるのに、なぜか不安が消えない

・更新の時期が近づくと毎回慌てる
・経審のたびに「これで合っているか」不安になる
・人が辞めたり体制が変わるたびに気になる
・元請や行政からの質問に即答できない

表面上は問題がなくても、
**内側では常に“確認し続けなければならない状態”**になっています。

なぜこの問題が起きるのか

建設業許可は「状態依存」の制度だから

建設業許可は、
会社の状況が変われば、前提条件も変わります。
・営業所技術者の変更
・役員構成の変更
・決算内容の変化
・組織体制の見直し

これらが起きた瞬間、
**許可要件は“再確認が必要な状態”**になります。

しかし多くの会社では、
その確認が「人の判断」に任されています。

なぜ人の力では防げないのか

「気をつける」「覚えておく」には限界がある

・日常業務が優先される
・管理は後回しになりがち
・担当者が変わる
・判断基準が人によって違う

これは意識や能力の問題ではありません。

人が管理する前提そのものに、無理があります。

どれだけ注意しても、
どれだけ経験があっても、
「抜ける前提」で成り立っているのが人の管理です。

だから選ばれる「人ではなく、仕組みで防ぐ」管理

判断を“人の頭”から切り離す

困らない会社がやっているのは、
注意力を高めることではありません。

判断を人にさせない仕組みを持つことです。
・人や役員に変更があれば、許可要件への影響を自動的に整理
・決算が出たら、条件に問題がないかを同じ基準で確認
・書類を集める前に、必要・不要が見える
・誰が見ても同じ結論にたどり着く

この状態を
AIやDXの仕組みで実現しているだけです。