【行政書士 × AI × DX】第10回(最終回)
なぜ「問題が起きてから動く会社」は、必ず限界を迎えるのか
―― 人の判断から、仕組みの判断へ ――
皆さん、こんにちは。
行政書士法人QORDiAの武村欽也です。
これまで大きな問題はなかった。
指摘されたら対応してきた。
多くの会社が、
このスタイルでやってきました。
しかし事業が大きくなるほど、
「起きてから動く」経営は通用しなくなります。
多くの会社が陥っている管理の実態
トラブルは、いつも“後から”見つかる
・指摘されて初めて気づく
・期限直前で慌てる
・説明に追われる
この状態は、
能力や誠実さとは無関係です。
なぜ同じことが繰り返されるのか
判断を人に任せている
・記憶
・経験
・勘
これらに頼った管理は、
規模が大きくなるほど破綻します。
人は必ず見落とすからです。
AI&DXが必要になる本当の理由
問題が起きる前に分かる状態を作る
AI・DXが果たす役割は、
効率化ではありません。
・何がリスクか
・どこが危ないか
・いつ手を打つべきか
これを
人が考える前に整理することです。
「止まらない会社」が選んでいる経営
判断を仕組みに移している
止まらない会社は、
・許可
・期限
・要件
・条件
これらを
一体で管理しています。
その結果、
・慌てない
・判断を誤らない
・信頼を失わない
経営が可能になります。
まとめ(最終回)
行政手続きで困る会社は、
無知でも不誠実でもありません。
人に判断を任せ続けているだけです。
【行政書士 × AI × DX】とは、
人の限界を前提にした
“経営の安全装置”。
問題が起きてから動く経営から、
問題が起きない経営へ。
それが、このシリーズの結論です。


