【建設業許可専門 × 行政書士 × AI・DXシリーズ】第5回目
皆さん、こんにちは
行政書士法人QORDiA武村欽也です。
「AIを導入して作業が減ったら、売上が下がるのでは?」
多くの行政書士が抱えるこの疑問。
しかし、実際には逆です。
AI・DXを導入した行政書士事務所ほど、
利益率が上がり、顧客数が増え、紹介が増え、
事務所規模に比例しない成長が生まれます。
第5回では、
AIによって行政書士事務所の利益が増える“5つの理由” を
実務ベースで解説します。
第5回 AI×DX導入で行政書士事務所の利益が増える理由
――“作業の削減”ではなく“価値の転換”が利益を生む
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■ 理由①:作業が減ると「付加価値業務」に時間が使える
行政書士が本来評価されるべき仕事は何か?
・経営相談
・公共工事の戦略づくり
・経審の点数改善
・決算の見方指導
・財務アドバイス
・経営者の意思決定支援
これらの“高付加価値業務”は、
作業に追われている限り実行が難しい。
AIが作業を肩代わりすることで、
行政書士は 「経営に強い専門家」になる。
結果として、
・顧問契約
・財務DX支援
・採用支援
・経審コンサル
・公共工事参入支援
など、新たな収益源が生まれます。
行政書士法人QORDiAも関連会社の株式会社飛躍のミカタで
採用支援や財務DX支援も顧問契約として行っています。
■ 理由②:処理件数が自然に増える(売上が伸びる)
AIで業務プロセスが軽くなると、
1人あたりの処理件数が劇的に増えます。
例:
・以前:1人で月10件 → 限界
・DX後:1人で月20〜30件も可能
同じ人数で処理件数が上がれば、
当然ながら売上も上がる。
しかも品質は落ちない。
むしろミスが減るため信頼が増す。
■ 理由③:定額制・サブスクモデルが成立する
建設業許可特化型事務所のDXは、
「ストック型のサービス」との相性が抜群です。
・年次届出DX
・経審DX
・財務モニタリングDX
・許可有効期間管理DX
毎年・毎月・毎期 必ず発生する業務を
サブスク形式(月額・年額) にすることで、
・売上が安定する
・キャッシュフローが改善する
・長期契約が増える
・顧客離脱が減る
という、理想的なビジネスモデルが成立します。
すでに行政書士法人QORDiAもそのビジネスモデルとなっています。
■ 理由④:紹介が増える(営業コストがゼロになる)
建設業界の社長は、
「良い行政書士がいたら紹介したい」と強く思うタイプです。
AI・DXによって
・速い
・正確
・丁寧
・安心
・相談しやすい
という条件が揃うと、
業界内で一気に紹介が広まります。
行政書士事務所の最大の強みは口コミです。
紹介が増えるということは “営業しなくても成長する事務所” に変わるということ。
■ 理由⑤:事務所の“構造的な疲弊”が消える
これが最大のポイント。
AI導入後は
・OJTに時間が取られない
・職員教育の負担が減る
・手作業によるストレスが減る
・ミスの再発防止に時間を取られない
・職員の離職が減る
という内部コストが激減します。
つまり、AI・DXは
「時間」「労力」「精神的負担」のコストを一気に減らし、
“健全に利益が残る事務所”をつくる基盤なのです。
■ 結論:AI×DXは、行政書士事務所を“高収益モデル”に変える
作業はAI。
価値提供は行政書士。
この分業が成立したとき、
事務所は利益率・生産性・顧客満足のすべてが上昇します。
■ 次回予告(最終回)
第6回は
「行政書士業界に必要なのは“共創”──建設業許可DXは全国で共有すべきインフラである」
をテーマに、飛躍のミカタ流の思想をまとめます。

